時間通りじゃない。
と思っていたモロッコのバス。
かつて夜中に2~3時間延々バスを待ったりしたことが何度かある。
あまりにバスが来なくて「お金返せ」とせまったこともある、笑。
そんなモロッコのバスですが、今回、時間通りに出発し、予定時刻より早く着くというまさかの出来事でした。
昼間だったら早く着くのは嬉しいけれど、早朝の早くつくのは辛い。。
フェズからマラケシュの移動ですが、たいてい電車を勧められます。
でも、どうもモロッコの電車と相性が悪い(と感じる)のと、バスでの移動に慣れているので、しかも夜行バスだと1泊分浮くので、バス移動を選んでしまいます。
それもCTMかSpratourね、絶対。
フェズですっかりお世話になった友人に見送られ、バスは時間通りに出発。隣は旅行者らしき若い男の子で、バスに乗ったすぐからジャケットかぶって寝てました、笑。
バス移動で好きなのが、ローカルな食堂に停まること。
出発してしばらく走ると絶対というほどご飯休憩します。トイレ休憩の10分とか15分じゃなく、20分とか30分停まります。
たとえ夜中でも。
最近は日本で言う(すっごいちっちゃい)サービスエリアみたいな施設に停まることが増えてきましたが、たいていは通り沿いにある食堂に停まります。
こんな感じのところ。
そしてたいてい店先に肉がぶら下がってます。
こんな感じで。
このときは夕飯を食べてから乗ったのでお腹が空いてなかったから食べませんでしたが、こういうところで食べるご飯がけっこう美味しい。シンプルなもの出てくるのでシンプルな美味しいものが食べられます。
まあ、こういう食堂についてるトイレは期待できないですが、自分で紙持っていけば特に問題ないです。アラブ式トイレ(和式と一緒でしゃがむタイプ)なので、昭和生まれの日本人には特に問題ない。
ご飯を食べていると、出発する頃に「おい、そろそろ行くぞ」とドライバーに言われて焦ったりしますが、ご飯を食べてないときは、その辺をふらふら見たり写真撮ったり。
ほとんど街灯がないので道の向こうは真っ暗。。
寒いのでバスの中に戻って寝てることもできる。
出発前にちゃんと人数確認するので置いてかれることはありません。たぶん。
チケットを買うときに「何時にマラケシュに着く?」と聞いたら「朝の6時半とか7時くらい」って言ってたのに、目が覚めて外を眺めていたら、なんだか町のようなところを走っている。
マラケシュに着く予定の時間から考えて、この辺にこんな町あったっけ?と思っていたら・・・ここもうマラケシュじゃん。。
外は真っ暗。早朝のかけらもない。
夜中の雰囲気のマラケシュに到着。
何年か前にできたこの大きなマラケシュのCTMターミナルはカフェが併設されているのでここで時間を潰すしかない。
もともとここで時間潰す予定だったけど、潰す時間が増えてしまった。。
でもwi-fiあるし、カフェはやっているのでコーヒーも飲める。
しかしエアコンはついてないので(ついてるかもしれないけど効いてない)寒い。
外にいるよりマシか、という程度の寒さの中、バリーン!パリーン!という音が!!なに?!喧嘩?!
喧嘩じゃないけどわざとドアのガラスを割っている!!ドアの枠しか残らないくらい割り切って、そこから流れ込む外気。。寒いよ。。
寒さに耐えたこと2時間半くらいか。。ようやく太陽が昇ってきたので(8時くらい)そろそろ出てもよいかなと思い、メディナへ。
暗い寒い中からお客を待っていたタクシーのふっかけ料金を断り、流しのタクシー(走っててよかった)を捕まえてメディナに着いたら、ふっかけタクシーと5DH(60円くらい)しか変わらなかった、笑。
まずは宿を決めないといけないので、ちょっと奮発のかつて定宿にしていたところへ向かう。
ドア閉まってる。。鍵も閉まってる。。
ピンポン鳴らせば出てきてくれるんだけど、じゃあ奮発しなくてもいいや、と次に定宿にしている安宿へ向かう。
ドアも鍵も閉まってる。。
というか、他の宿もほとんど閉まってる。。
朝の8時って意外と早い時間帯なんだろうか…と安そうなホテルが並ぶ通りに行くと、1軒だけ開いている!でもシングルないといわれる!
そこへちょうど出てきた宿泊客のモロッコのおじさん。そのおじさんがもうチェックアウトするから、そしたらシングルの部屋が空くと!
というわけで、1000円くらいのそこの部屋に決めました。
掃除が終わったら部屋を使っていいというので、1時間くらいで終わるという掃除を待ちがてらジャマエルフナ広場に朝ごはんを食べに行きました。
いつも人でいっぱいのジャマエルフナも閑散としている早朝。
さて、忙しい1日が始まる。
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