なんとなくネタが落ち着いて来たので、ここらでモロッコ滞在を振り返ってみることにします。
helyちゃんと一緒のモロッコ、実質初日。
スークを歩き回って疲れた私たちは、ジャマエルフナを長めながらカフェ・グラシエ1階テラス席に座っていました。
そこへ現れた謎の外国人。
珍しいもの大好き!野次馬モロッコ人たちが、囲む、囲む、笑。
あっという間に、ちょっとした人だかりの出来上がり!
勇気ある(笑)モロッコ人が、なんだかんだと謎の外国人に質問。
まわりのモロッコ人は、その隙に見たことない自転車をさわってみたり、話を聞いたり。
とりあえず人だかりに混ざってみたり。
その謎の外国人。
どうやらフランス語を話しているような、英語を話しているような・・・アラビア語も聞こえるような気がして・・・ますます謎は深まる。
という訳で、野次馬モロッコ人に混ざりこむ野次馬日本人となってみました!
その謎の外国人は、フランス人と判明。
この不思議な自転車でモロッコ南下し、国境を越えてさらに南下するらしい。
そして南米に渡り、さらには日本まで辿り着きたいと。
荷物はこの自転車に積まれている分だけ。
生計は・・・物珍しく写真を撮る人からいくらかもらったり、自分の絵を売ったり、機械の修理だかもするし音楽もやる。つまり何でもやるらしい。
以前は、これまた違う形の自転車でやっぱりアフリカを旅したことがあるらしい。
パリに住んでたと言うと、昔彼もパリに住んでいたそうで、フランスの話題やこの不思議な自転車の話題や旅のことなんかを話していると、ふんふん、と周りで聞いてるモロッコ人。
フランス語と英語と混ざって話していたので、その言葉がわからないモロッコ人には、言葉がわかるモロッコ人がご丁寧に通訳。
ちょっと時間差で、うんうんと聞いてるモロッコ人もいたりして、気付くと私も彼と一緒に注目の的になっていました・・・苦笑。
そしてそのフランス人、やっぱりアラビア語も“かなり”流暢に話せる人で、目をつぶって聞いていたら完全にモロッコ人。
これだけ話せれば、モロッコ中どこ行ってもコミュニケーションには困らないだろうし、面白い体験もできるだろうなぁ、と羨ましくなりました。
話しているうちに、自分のテンションも上がって来て、絵をもらって写真もばっちり撮らせてもらいました。
でも、その代価を彼からは求めて来ない。必ずお金をもらうという訳ではなく、くれる人からは遠慮なくもらうみたいなので、こんな時に限ってたいした小銭を持っていなかったので「小額でごめんなさい」と言いつつ、寄付したのでした。
その後、カフェを出てタクシー乗り場に向かっていたら、またそのフランス人を見つけたので2本持っていたモロッコうちわ=ニシェシャを1本寄付。
暑かったら使って。困ったら売ってくれ。ってことで。
外国人同士のモロッコ的コミュニケーションな感じが、すごく面白かった初日のマラケシュ。
久しぶりにこのフランス人のことを思い出したけど、彼は一体今、どこをこいでいるんでしょうねー。