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モロッコ写真:サハラへ行く(マハミド編)ー恐怖
モロッコ写真:サハラへ行く(マハミド編)ー恐怖_b0084243_0205650.jpgノマドに会ったアレクサマルを後にし、
ずっと遠くに見えていたエルグザハラ、
大砂丘へ!
そしてなぜかついてくるノマド。

ガイドとノマドが夕飯の支度をする間、
「あの砂丘に上ってこい」
と言われるがまま、砂丘の頂上を目指す。

砂丘の尾根伝いに進むが日が暮れ始めている。
このままでは夕日に間に合わない。
近道を決心。
砂丘の岸壁を上り始める。

モロッコ写真:サハラへ行く(マハミド編)ー恐怖_b0084243_0212327.jpg砂とはいえ、ものすごい急傾斜。
足は砂に埋もれ、
砂が上から崩れていき、
膝のあたりまで埋もれながら、
砂にのまれそうになりながら、
必死に上を目指す。

どんなに近道に見えた岸壁も、
上り始めて気付く頂上の遠さ。
圧倒的な砂への恐怖。

ふと思う。
ここで砂丘にのまれてしまったら、誰が気付いてくれるのか。

モロッコ写真:サハラへ行く(マハミド編)ー恐怖_b0084243_021472.jpg意識がありながら息絶えていくのか。
それとも砂の気持ちよさに眠るように息絶えていくのか。
そんな最期もありかもしれない。
と思わせるほどの砂丘の美しさと厳かさ。

でもこんなとこで息絶えてはいられない。
我に返り、岸壁を縦に進むのを諦め、尾根に戻るべく横に進む。

待っていたものは、
どこまでも続く砂丘と静寂。
そして帰り道を照らしてくれる月明かり。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんな素晴らしい環境の中でも、
「砂丘のてっぺんではモロッコテレコム(日本でいうドコモ)の電波が通じる」というガイドの言葉を試してしまう、悲しいかな現代人。
しかし自分の携帯はメディテル(日本でいうソフトバンク)のため、電波通じず。。
by qumegno | 2008-06-21 00:13 | travel*2005
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